Final Cut Proユーザガイド
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Final Cut Pro 10.3の新機能
Final Cut Pro 10.3には、以下で詳しく説明する新機能と機能強化が含まれています。
新しいインターフェイス
デザインが一新されたモダンなインターフェイスで、ビデオに集中できます。Final Cut Proのインターフェイスを参照してください。
整理やカラーグレーディングなどのタスクのために独自のワークスペースを構成できます。セカンドディスプレイ全体にタイムラインを表示したり、タイムラインを完全に隠したりできます。インスペクタをフルスクリーンの高さにまで拡大することも可能です。Final Cut Proのメインウインドウのレイアウトを変更する、Final Cut Proのワークスペースレイアウトを変更する、およびFinal Cut Proでセカンダリーディスプレイを使うを参照してください。
ロールのサポートを拡張/マグネティックタイムライン2
ダイアログ、ミュージック、エフェクトの各ロールに基づいてクリップが色分けされて表示されるので、プロジェクトをひと目で理解できます。ロールのサポートが拡張され、Final Cut Proライブラリごとに独自のロールセットを作成および管理できるようになりました。Final Cut Proのロールの概要を参照してください。
オーディオクリップおよびビデオクリップのタイプを識別するためのロールを作成して割り当てることができます。ロールのカラーはカスタマイズできます。Final Cut Proでロールを表示する/割り当てを変更する、Final Cut Proでカスタムロールを作成する、およびFinal Cut Proでロールの色または名前を変更するを参照してください。
機能強化されたタイムラインインデックスでは、オーディオロールをドラッグすることでタイムラインのレイアウトを整理し直すことができます。Final Cut Proでオーディオロールを並べ替えるを参照してください。
タイムラインインデックスの「焦点」ボタンを使って、特定のオーディオロールを強調表示し、ほかのすべてのロールをしまうことができます。Final Cut Proタイムラインで特定のロールをフォーカスするを参照してください。
タイムラインインデックスの「オーディオレーンを表示」ボタンを使うと、各オーディオロールの専用レーンを持つ、構造化されたタイムラインレイアウトが表示されます。「サブロールを表示」ボタンを使うと、表示をコンポーネントレベルまで展開できます。オーディオレーンを使ってFinal Cut Proタイムラインを整理するおよび「オーディオレーン内でコンポーネントを表示する/編集する」を参照してください。
オーディオエフェクトを追加したり、複合クリップ内のロール全体のオーディオ音量の変化をキーフレームしたりできるようになりました。Final Cut Proで複合クリップのオーディオロールを操作するを参照してください。
iXMLがサポートされたことで、オーディオ・フィールド・レコーダーのメタデータに基づいて、自動的にロールを作成して割り当てることができるようになりました。iXMLメタデータを使ってファイルの読み込み時にカスタムロールを自動的に作成するを参照してください。
広い色域
Wide GamutをサポートしているMacコンピュータや外部ディスプレイ上で、Wide Gamut色空間で撮影したビデオをより広い色域で表示できるようになりました。Final Cut Proの広色域とHDRの概要を参照してください。
標準(Rec. 601/Rec. 709)の色空間やWide Gamut(Rec. 2020)の色空間のビデオの読み込み、編集、配信ができるようになりました。ライブラリとプロジェクトの両方の色空間設定を構成できます。Final Cut ProでWide Gamut HDRカラー処理を使用するを参照してください。
ARRI、Blackmagic Design、Canon、Panasonic、およびSonyカメラのLog素材と、RED RAW素材をリアルタイムで操作して、より広い色域を保持できます。詳しくは、Final Cut ProでLUTを適用するおよびREDCODE RAWファイルをFinal Cut Proに読み込むを参照してください。
ビューアの新しいレンジチェックオーバーレイを使うと、標準のRGB範囲外の領域を強調表示できます。ビデオスコープを使うと、広い色域をリアルタイムで正確に表示できます。詳しくは、Final Cut Proで色域外の色を見つけるおよびFinal Cut Proのビデオ測定の概要を参照してください。
MacBook ProでTouch Barをサポート
タップすると、音量の調整、フェードイン/フェードアウトの作成、メディアの読み込みなどの一般的なタスクが実行されます。
「クリップ接続を上書き」、「再生ヘッドの位置までトリム」、「トリム開始」、および「トリム終了」などの詳細編集コマンドに簡単にアクセスできます。
タイムライン概要でプロジェクト全体を一目で確認したり、タッチで移動したりできます。
その他のビデオ形式
MXFでラッピングされたApple ProResは、放送配信に適した柔軟性を持つ新標準です。
MXFファイルの書き出し時には、オーディオロールに基づいて業界標準のチャンネルレイアウトが構成されます。Final Cut ProからMXFファイルを書き出すを参照してください。
以下のサポートが追加されました:
Sony PXW-FS7およびPXW-X70カメラ向けのSony XAVC-L(4K)
Panasonic AVC-Intra LTの再生
AVC-Intraファイルの書き出し
詳しくは、Final Cut Proでサポートされているメディア形式およびFinal Cut Proでサポートされている書き出しフォーマットを参照してください。
その他の注目すべき機能
「エフェクトを削除」および「パラメータを削除」コマンドを使って、クリップから特定のエフェクトを削除できます。詳しくは、Final Cut Proでエフェクトを削除する/オフにするおよびFinal Cut Proで内蔵エフェクトを削除するを参照してください。
SMB 3ネットワークのサポートを利用して、ネットワーク接続されたストレージデバイス上のライブラリにアクセスできます。Final Cut Proで新しいライブラリを作成するを参照してください。
カスタムMotionプロジェクトを個別のFinal Cut Proライブラリに統合できます。これには、Motionで作成またはカスタマイズされたエフェクト、トランジション、タイトル、ジェネレータが含まれます。MotionコンテンツをFinal Cut Proで管理する、Final Cut Proのストレージの場所を設定する、およびFinal Cut Proのプロジェクトとライブラリを統合するを参照してください。
フォトライブラリ、サウンドエフェクト、ミュージック、タイトル、ジェネレータをひと目で確認できるように、メディアおよびコンテンツのブラウザが拡大されました。たとえば、「写真とオーディオ」サイドバーのミュージックやサウンドエフェクトにアクセスしてから、ブラウザでオーディオクリップの範囲を選択できます。「写真」からFinal Cut Proに読み込む、Final Cut Proでミュージックとサウンドを追加する、Final Cut Proでタイトルを追加する、およびFinal Cut Proのジェネレータの概要を参照してください。
新しくXMLがサポートされ、クリップ、プロジェクト、イベントをFinal Cut Proとサポートされるアプリケーションとの間で直接ドラッグしてアップデートできるようになりました。Final Cut ProでXMLを使ってプロジェクトを転送するを参照してください。
ブラウザのクリップの連続再生を設定できるようになりました。ビデオクリップとオーディオクリップを再生するを参照してください。
「変更」メニューを使って、1つまたは複数のオーディオクリップにフェードを適用できます。「変更」メニューを使ってフェードを適用するを参照してください。
隣接するオーディオコンポーネントをロールできるようになりました。例: 隣接するオーディオコンポーネントをロール編集するを参照してください。
タイムラインのナビゲーションやテキスト書類およびスプレッドシートからの数値の入力を効率化するために、タイムコードをコピー&ペーストできます。Final Cut Proでタイムコードを使って移動するを参照してください。
新しいエフェクト、トランジション、ジェネレータ: 「タイムコード」エフェクトを適用すると、ビューアおよび書き出したファイルに、クリップ名とソースクリップのタイムコードが表示されます。「フロー」トランジションを適用すると、ジャンプカットをシームレスに結合でき、カメラインタビューでの一時停止や誤りを解消できます。新しい「ブロードキャストセーフ」フィルタは、SDR(標準ダイナミックレンジ)ビデオメディアの標準とWide Gamutの両方の色空間に対応します。プロジェクトにエフェクトやトランジションを追加する方法について詳しくは、Final Cut Proでビデオエフェクトを追加するおよびFinal Cut Proでトランジションを追加するを参照してください。