Logic ProでのMackie Controlのフェーダー
各チャンネルストリップのモーターフェーダーは通常、ミキシングコンソールの音量フェーダーと同様にチャンネルレベルを制御するために使用されます。ただし、フリップモードを使用して、ほかのパラメータを制御するためにフェーダーをアサインすることもできます。
「MASTER」フェーダーのすぐ上にある「FLIP」ボタンを押すと、フリップモードが有効になります。フリップモードが有効な場合、そのチャンネルのV-Potに現在アサインされているパラメータをフェーダーで制御できます。これにより、パン、Auxリターン、MIDIトラックパラメータ、EQ、エフェクト、ソフトウェア音源、またはその他のチャンネルパラメータをより精密に制御できます。
「CHANNEL」または「BANK」のいずれかのボタンを押すことで、8個のフェーダーで制御するチャンネルを切り替えられます。Logic ProでのMackie Controlの「CHANNEL」ボタンおよびLogic ProでのMackie Controlの「BANK」ボタンを参照してください。
フェーダーの動作は、以下に説明するように、モードによって異なります:
フリップモードの場合: V-Potを使ってパラメータを同一チャンネル上で複製または交換します。
サラウンドアングル/ダイバシティビューの場合: サラウンドダイバシティを調整します。
EQ周波数/ゲインビューの場合: 選択されているEQバンドのゲインを調整します。
センド先/レベルミキサービューの場合: 選択されているセンドのセンドレベルを調整します。
センド先/レベルチャンネルビューの場合: 選択されているチャンネルストリップ上でセンドのセンドレベルを調整します。
Mackie Controlには、Logic Proのミキサーのプライマリマスターチャンネルストリップのレベルを制御するマスターフェーダーもあります。マスターフェーダーを使うと、すべての出力チャンネルストリップのレベルを(相対レベルを変更せずに)上げたり下げたりできます。
プロジェクトにマスターチャンネルストリップが存在しない場合、Mackie Controlのマスターフェーダーは出力チャンネルストリップ1~2にマップされます。
複数のオーディオシステムを同時に使用している場合、マスターフェーダーでは最初のデバイス(「オーディオ設定」ウインドウに表示される順序によります)のマスターチャンネルストリップのみが制御されます。