iPad用Logic ProのLive Loopsの概要

Live Loopsでは、音楽フレーズやループを含むセルが並んだグリッドを使って、曲のアイデアをリアルタイムでアレンジして演奏できます。ビートやプロジェクトのテンポと同期を保ちながら自由に各セルを再生/停止できます。グリッドの各行では、トラック領域の隣接するトラックと同じ信号ルーティングとチャンネルストリップが使用されます。グリッドの列はシーンと呼ばれ、同じ列のすべてのセルは、まとめてトリガして1つの音楽セクションとして再生できます。さまざまな編集可能なパラメータを使って再生、録音、ループを細かく制御できるので、自由な発想でアレンジの幅を広げることができます。

右端の列のボタンは、各トラックの再生中のセルまたはキューに入っているセルの状態を示します。これらのボタンを使って、個々のセルまたはすべてのセルをまとめて一時停止、開始、停止できます。また、これらのボタンを使って、Live Loopsのセルの再生とトラック領域のリージョンの再生を切り替えることもできます。Live Loopsグリッドとトラック領域を切り替えるを参照してください。

オーディオセルとMIDIセルの両方に録音したり、Live LoopsグリッドにリージョンやApple Loopsを追加したり、トラック領域のリージョンとしてLive Loops演奏を録音したりできます。Logic Proには、プロジェクトを始めるときに便利な、音源と録音済みセルを含むさまざまなスターターグリッドも用意されています。

編集モード

Live Loopsメニューバーには、さまざまな編集作業でモードの切り替えに使用される4つの機能ボタンがあります:

セルトリガモード: 「セルトリガ」ボタンをタップしてセルトリガモードをオンにします。このモードでは、セルやシーンをタップすると、セルやシーンがトリガされて再生が開始または停止します。
セルキューモード: 「セルキュー」ボタンをタップしてセルキューモードをオンにします。セルやシーンをキューに入れて、プロジェクトの再生開始と同時に再生を開始したり、異なるシーンのセルを同時に開始したりできます。
セル録音モード: 「セル録音」ボタンをタップしてセル録音モードをオンにします。オーディオやMIDIをセルに録音するには、このモードを使用します。
セル編集モード: 「セル編集」ボタンをタップしてセル編集モードをオンにします。このモードでセルやシーンをタップして選択し、セルの再生と録音のさまざまな設定を編集できます。

特定のモードに一時的に切り替えるには、機能ボタンを1本指でタッチして押さえたまま、別のジェスチャで作業を実行してから、ボタンを放します。例えば、セルトリガモードで「セルキュー」ボタンを1本指でタッチして押さえたまま、別の指でほかのセル（複数可）をタップしてこれらをキューに入れることができます。終わったら「セルキュー」ボタンから指を放します。機能ボタンを操作するを参照してください。

Live Loopsグリッドを表示する

Logic Proで、「グリッド表示」ボタンをタップします。

Live Loopsプロジェクトを作成する

Logic Proで、コントロールバーの左側にある「プロジェクトブラウザ」ボタンをタップします。
プロジェクトブラウザで、以下のいずれかの操作を行います:
- 画面の右上にある「新規プロジェクト」ボタンをタップします。
- リストの上部にある「プロジェクトを作成」をタップします。
  注記: プロジェクトブラウザに「最近の項目」が表示されている場合、このオプションは使用できません。
新規プロジェクト選択画面で、以下のいずれかの操作を行います:
- 「空の新規プロジェクト」ヘッダの下にある「Live Loops」をタップします。
- Live Loopsグリッドの下にあるLive Loopsスターターグリッドをタップします。

既存のプロジェクトでは、Live Loopsグリッドを表示してセルを追加することで、Live Loopsを追加することもできます。

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