Mac用Logic Proでドルビーアトモスのプロジェクトを作成する

ドルビーアトモスのプロジェクトを作成すると、Mac用Logic Proで以下のコンポーネントが変わります:

すべてのオーディオトラックの出力スロットが「サラウンド」に設定され、ベッドトラックとして機能するようになります。
ベッドトラックのパンコントロールに「サラウンドパンナー」コントロールが表示されます。
ミキサーで出力チャンネルストリップが非表示になります。
マスターチャンネルストリップがサラウンドマスターチャンネルストリップとして機能するようになり、耳の高さのスピーカーとオーバーヘッドスピーカーのチャンネルを表した2つのセクションのある7.1.4レベルメーターが表示されます。
サラウンドマスターチャンネルストリップにエフェクトスロットが表示され、ドルビーアトモスプラグインが自動的に挿入されます。

プロジェクト選択画面から新しいドルビーアトモスのプロジェクトを作成する

Logic Proで、「ファイル」＞「テンプレートから新規作成」と選択して、プロジェクト選択画面を開きます。
サイドバーで「新規プロジェクト」をクリックします。
「空のプロジェクト」ボタンまたは「Live Loops」ボタンをクリックします。
サウンドパックやテンプレートの任意のLive Loopsグリッドを使用して、新しいドルビーアトモスプロジェクトを作成することもできます。
「詳細」開閉用矢印ボタンをクリックして、プロジェクトのパラメータを表示します。
「空間オーディオ」ポップアップメニューをクリックして、「ドルビーアトモス」を選択します。
これにより、自動的に「フレームレート」パラメータが「24 fps」に、「サラウンドフォーマット」パラメータが「7.1.2」に設定されますが、必要に応じて別の設定を選択することができます。
「サンプルレート」パラメータを推奨される「48 kHz」または「96 kHz」（または必要に応じてほかのサンプルレート）に設定してから、「選択」ボタンをクリックします。
「新規トラック」ダイアログで、作成したいトラック数を選択し、「作成」をクリックします。

Logic Proで、「ファイル」＞「プロジェクト設定」＞「オーディオ」と選択し、「一般」ボタンをクリックします。
「空間オーディオ」ポップアップメニューで、「ドルビーアトモス」を選択します。
自動的に「サラウンドフォーマット」パラメータが「7.1.2」に、「同期」プロジェクト設定の「フレームレート」パラメータが「24 fps」に切り替わります。
ベッドトラックの7.1.2サラウンドフォーマットを変更したい場合は、「サラウンドフォーマット」ポップアップメニューをクリックして、「5.1」または「7.1」を選択します。
「サンプルレート」ポップアップメニューで、「48 kHz」または「96 kHz」（または必要に応じてほかのサンプルレート）を選択します。
警告: プロジェクトのサンプルレートを変更するのは、プロジェクトでまだオーディオリージョンを録音していない場合のみにしてください。

以下に注意してください:

サンプルレート: 既存のプロジェクトではプロジェクトのサンプルレートを変更しないでください。サンプルレートが48 kHz（ADM BWFマスターファイルで必要な設定）以外の場合は、Logic Proで自動的にプロジェクトのサンプルレートがリアルタイムで変換されます。
サラウンドプラグイン: いずれかのチャンネルストリップですでにプラグインを使用しているサラウンドプロジェクトを変換すると、既存のプラグインのチャンネルモードが変更され、ミックスのサウンドに影響する場合があります。
オーバーヘッドチャンネル: プロジェクトのサラウンドフォーマットが7.1.2に設定されていて、ドルビーアトモスプラグインを使用して5.1.4または7.1.4でミックスをモニタリングした場合、サラウンドベッドの2つのトップチャンネル（LtmおよびRtm）にルーティングされたベッドトラック信号は、5.1.4または7.1.4モニタリングフォーマットの4つのトップチャンネル（Lt、Rt、Lts、Rts）間でバランスが調整されます。
サラウンドフォーマット: ドルビーアトモスのプロジェクトが対応しているサラウンドフォーマットは3つ（5.1、7.1、および7.1.2）のみです。

警告: 完成したステレオまたはサラウンドミックスからドルビーアトモスミックスを作成する場合、すでに完了したミックスの設定やパラメータの上書きを避けるために、プロジェクトのコピーを保存するか、プロジェクトの代替バージョンを作成することをおすすめします。

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