Motionユーザガイド
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MotionでHDRカラーを選ぶ
Motionで作成したオブジェクト(テキスト、シェイプ、ジェネレータなど)は、カラーウェルを使用してカラーを制御します。通常はStandard Gamut SDRまたはWide Gamut HDRの色処理のプロジェクトで作業している場合のみ、必要に応じて、オブジェクトのHDRカラーを手動で設定できます(例えば、HDRクリップで表示されるカラーに一致させます)。
「自動」色処理のプロジェクトでは、カラーウェルはSDRとみなされるので、「HDR白レベル」スライダを使用してMotionオブジェクトのブライトネスを素早く調整できます。
注記: SDRディスプレイではHDRのカラーやグラデーションが期待通りに表示されない場合があります。HDRプロジェクトで広い範囲の色を作成し、表現の精度を最大限に高めて表示するには、広色域HDRディスプレイ(Apple Pro Display XDRやLiquid Retina XDRディスプレイを搭載したMacBook Proなど)を使用してください。
HDRカラーをMotionオブジェクトに適用する
SDR色空間では、赤、緑、青は0〜1の範囲のカラー値で表現されます。HDR色空間では、より鮮明なカラーを表現するため、各カラーチャンネル(赤、緑、青)で–6〜8の範囲の追加のカラー値が必要になります。
この例では、シェイプの塗りつぶしをHDRカラーに設定しています。
Motionのキャンバスまたは「レイヤー」リストでシェイプオブジェクトを選択します。
「シェイプ」インスペクタで、「塗りのカラー」の横にある開閉用三角ボタンをクリックし、以下のいずれかの操作を行います:
Wide Gamut HDRプロジェクトで、「赤」、「緑」、「青」の値スライダを0〜4の間でドラッグするか、値フィールドに–6〜8の値を入力します。
Standard Gamut SDR(または「自動」)プロジェクトで、「赤」、「緑」、「青」の値スライダを0〜1の間でドラッグするか、値フィールドに–6〜8の値を入力します。
正確な結果を得るには、3つのカラーチャンネルすべてを調整しなければならない場合があります。
新しいカラーがシェイプに適用されます。プロジェクトのレンダリング色空間設定を変更すると、シェイプのカラーの見えかたが変わる場合があります。
ヒント: 「塗りのカラー」のスポイトを使ってキャンバスでHDRイメージカラーをサンプリングすることはできますが、インスペクタのカラーウェル(macOSの「カラー」ウインドウを含む)をクリックしてHDRカラーを選択することはできません。
「Final Cut ProでのHDRと広色域」を参照してください。
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