MacのアプリやWebページでVoiceOverクイックナビを使用する
MacのVoiceOverでは、クイックナビを使用して矢印キーとクイックナビローターのみを使用して移動したり、(キーの組み合わせではなく)単一キーを使用して移動したりできます。
注記: VOは、ほかのキーと一緒に押してVoiceOverコマンドを入力するVoiceOver修飾キーを表します。デフォルトでは、ControlキーとOptionキーを一緒に押すか、Caps Lockキーを押すだけです。
クイックナビをオン/オフにする
矢印キークイックナビのオン/オフを切り替える: VO+Shift+Qキーを押します。
1文字クイックナビのオン/オフを切り替える: VO+Qキーを押します。
左矢印キーと右矢印キーを同時に押したときに矢印キークイックナビ、1文字クイックナビ、または両方のオン/オフを切り替えるようにオプションを設定することもできます。VO+Fn+F8キーを押してVoiceOverユーティリティを開き、「コマンド」カテゴリをクリックしてから、「左右の矢印キー」ポップアップメニューをクリックして、オプションを選択します。
矢印キーを使って移動する
矢印キークイックナビをオンにすると、矢印キーだけで(VO修飾キーを使わずに)移動できます。異なるレベルが含まれる目次など、一部の項目を移動するには、まずそれらの項目を操作する必要があります。
画面の表示範囲を動かす: 左矢印キーまたは右矢印キーを押します。
VoiceOverカーソルの項目でデフォルト操作を実行する: 下矢印キーと上矢印キーを同時に押します。
項目の操作を開始する: 右矢印キーと下矢印キーを同時に押します。
項目の操作を停止する: 左矢印キーと下矢印キーを同時に押します。
単一キーを使って移動する
1文字クイックナビをオンにすると、単一キーを押して移動できます。例えば、bまたはBキーを押して次または前のボタンに移動したり、1または!キーを押して次または前の見出し1に移動したりできます。
デフォルトの単一キーの割り当てを表示または変更し、独自の割り当てを追加できます。VoiceOverのキーコマンドとトラックジェスチャをカスタマイズするを参照してください。
クイックナビローターを使用してアプリやWebページを操作する
矢印キークイックナビをオンにすると、クイックナビローターで、現在のコンテクストに基づくカテゴリを使用して項目を移動することができます。例えばメールメッセージで、クイックナビローターを使って文単位でメッセージ内を移動したり、メッセージのヘッダと本文の間を移動したり、メッセージ間を移動することができます。
クイックナビローターを開く: 左矢印キー+上矢印キーまたは右矢印キー+上矢印キーを押します。
次のカテゴリ(「文字」など)に移動する: 右矢印キー+上矢印キーを押します。
前のカテゴリ(「コンテンツセレクタ」など)に移動する: 左矢印キー+上矢印キーを押します。
現在のカテゴリ内の項目上を移動する: 上矢印キーまたは下矢印キーを押します。項目上を移動すると、VoiceOverカーソルの位置も移動します。
「コンテンツセレクタ」カテゴリは、メールメッセージをプレビューするのに特に便利です。メッセージプレビュー内にVoiceOverカーソルを置いた状態で、クイックナビキーを押して「コンテンツセレクタ」カテゴリに移動し、上矢印キーまたは下矢印キーを押します。メッセージリスト内を上下に移動しても、VoiceOverカーソルはメッセージプレビュー内に留まったままです。このため、最初にメールメッセージに移動しなくても、メールメッセージを読み上げることができます。
「クイックナビ」をオンにすると、クイックの矢印キーと単一キーのコマンドがコマンドメニューに含められます。VoiceOverコマンドを探すを参照してください。
このガイドをBraille Ready Formatでダウンロードする: BRF(英語)