Apple Watch UltraでAssistiveTouchを使う
AssistiveTouchを利用すると、画面に触れたりボタンを押したりするのが難しくても、Apple Watch Ultraを使うことができます。Apple Watch Ultraに内蔵されたセンサーを使って、電話に出たり、画面上のポインタを制御したり、アクションのメニューを起動したりといった操作を、すべてハンドジェスチャで行うことができます。
AssistiveTouchでジェスチャを使用して、以下のようなアクションを実行できます:
ディスプレイをタップする
Digital Crownを押す/回す
画面間をスワイプする
サイドボタンを押したままにする
通知センター、コントロールセンター、アプリスイッチャーにアクセスする
アプリを表示する
Apple Payを使用する
サイドボタンのダブルクリックを確認する
Siriを起動する
Siriショートカットを実行する
注記: Apple Watch Ultra 2のユニバーサルダブルタップジェスチャは、AssistiveTouchをオンにすると使用できなくなります。
AssistiveTouchを設定する
Apple Watch Ultraで設定アプリ を開きます。
「アクセシビリティ」>「AssistiveTouch」と選択してから、「AssistiveTouch」をオンにします。
「ハンドジェスチャ」をタップしてから、「ハンドジェスチャ」をオンにします。
ヒント: ハンドジェスチャの使い方を見るには、「ハンドジェスチャ」スイッチの下にある「詳しい情報」をタップしてから、それぞれのジェスチャをタップします。ジェスチャをタップすると、インタラクティブなアニメーションで、ジェスチャを実行する方法や最大限に活用する方法が示されます。
iPhoneでApple Watchアプリを開き、「マイウォッチ」をタップしてから、「アクセシビリティ」>「AssistiveTouch」と選択して、「AssistiveTouch」をオンにすることもできます。
Apple Watch UltraでAssistiveTouchを使う
AssistiveTouchとハンドジェスチャをオンにした状態で、以下のデフォルトジェスチャを使ってApple Watch Ultraを操作します:
タップ: 進む
ダブルタップ: 戻る
クレンチ: タップ
ダブルクレンチ: アクションメニューを表示する
例えば、「メリディアン」文字盤が表示された状態で、以下の手順に従って、アクティビティアプリでAssistiveTouchを使用します:
ダブルクレンチでAssistiveTouchを有効にします。
「ミュージック」コンプリケーションの周囲にハイライトが表示されます。
3回タップして「アクティビティ」コンプリケーションに移動してから、クレンチしてタップします。
アクティビティアプリが開いたら、ダブルクレンチしてアクションメニューを表示します。
1回タップして「システム」アクションを選択し、再びタップして「上にスクロール」アクションを選択してから、クレンチして選択します。
クレンチして次の画面にスクロールします。
ダブルタップしてアクションメニューを表示します。
タップすると次のアクションに進み、ダブルタップすると前のアクションに戻ります。
「Crownを押す」アクションを選択してから、1回クレンチして文字盤に戻ります。
モーションポインタを使う
タップとクレンチに加えて、モーションポインタでApple Watch Ultraを上下左右に傾けることで操作できます。例えば、以下の手順に従って、モーションポインタを使ってストップウォッチアプリを操作します:
文字盤を表示した状態で、ダブルクレンチしてAssistiveTouchを有効にします。
再びダブルクレンチしてアクションメニューを表示します。
「Crownを押す」アクションが選択されます。
クレンチして「Crownを押す」アクションを選択してから、ホーム画面を開きます。
ダブルクレンチしてアクションメニューを表示し、タップして「操作」アクションに移動してから、クレンチしてタップします。
「モーションポインタ」が選択されます。
クレンチして「モーションポインタ」をオンにします。
画面にカーソルが表示されます。
Apple Watchを傾けてカーソルを画面下端に動かし、下にスクロールします。
ストップウォッチアプリの上にカーソルを少しの間置いたままにして、アプリを開きます。
「開始」ボタンの上にカーソルを置いてタップします。
文字盤に戻るには、ダブルクレンチしてアクションメニューを表示し、タップして「Crownを押す」アクションを選択してから、クレンチしてタップします。
クイックアクションを使用する
クイックアクションは、Apple Watch Ultraに表示された通知に対応するのに役立ちます。例えば、電話がかかってくると、ダブルタップして応答できることを知らせるプロンプトが表示されます。また、クイックアクションを使用してアラームをスヌーズしたり、タイマーを停止したり、Apple Watch Ultraでワークアウト的なアクティビティが検出されたときにワークアウトを開始したり、カメラアプリでファインダーとシャッターボタンが表示されているときに写真を撮ったりすることもできます。クイックアクションのオン/オフを切り替えるには、以下の手順に従います:
Apple Watch Ultraで設定アプリ を開きます。
「アクセシビリティ」>「クイックアクション」と選択してから、オプションを選択します。
常にクイックアクションを使用できるようにするか、AssistiveTouchが有効になっているときにのみ使用できるようにするか、オフにするかを選択できます。「すべて」の表示(バナーが表示され、アクションボタンが強調表示されます)または「最小限」の表示(アクションボタンが強調表示され、バナーは表示されません)を選択することもできます。
ヒント: クイックアクションのジェスチャを練習するには、「試してみる」をタップします。
AssistiveTouchの設定を調整する
タップ、クレンチ、「モーションポインタ」ジェスチャに割り当てられたアクションを変更したり、モーションポインタの感度を調整したりできます。
Apple Watch Ultraで設定アプリ を開き、「アクセシビリティ」>「AssistiveTouch」と移動してから、以下のいずれかを行います:
ジェスチャをカスタマイズする: 「ハンドジェスチャ」をタップし、ジェスチャをタップしてから、アクションまたはSiriショートカットを選択します。
モーションポインタをカスタマイズする: 「モーションポインタ」をタップしてから、感度、アクティベーション時間、動きの許容範囲、ホットエッジの設定を調整します。
ハイライトのスタイル: アクションが次々と自動的にハイライトされる「自動ハイライト」か、アクション間をジェスチャを使って移動する「手動」を選択します。
アピアランス: ハイライトを太くしたい場合は、「ハイコントラスト」をオンにします。別のハイライト色を選択するには、「色」をタップします。
メニューをカスタマイズ: よく使うアクションを追加し、アクションメニューの位置とサイズを調整して、自動スクロール速度を変更します。
AssistiveTouchで承認: パスコードでの支払いの承認や、サイドボタンのダブルクリックが必要な場合にAssistiveTouchを使用する場合はオンにします。
iPhoneでApple Watchアプリを開き、「マイウォッチ」をタップしてから、「アクセシビリティ」>「AssistiveTouch」と選択することもできます。
Apple Watch UltraのAssistiveTouchについて詳しくは、Appleサポート記事「Apple WatchでAssistiveTouchを使う」を参照してください。