自分にとっての眼鏡
眼鏡収集が気が付けば趣味の一つになっている。思えば眼鏡との付き合いは中学二年の頃だった。親に隠れて布団の中でゲームをしたり漫画を読んでいたこともあって、ガクンと視力が悪くなったことを覚えている。親父は0.01以下の視力なので家系的なものもあるかもしれないが。幸いまだ自分の視力は裸眼で0.4程ある。
社会人になって、服や見た目に気を使うようになり、眼鏡の奥深さに興味を持つようになった。仕事柄初めて会う人との印象が少なからず重要視されることもあり、眼鏡で自分の雰囲気を変えるという楽しさと面白さがあると思っている。眼鏡は所謂自分の"顔"を作る大切な存在。
何故こんなことを今になって書いているかというと、眼鏡を新しく迎え入れたこともあってふと家にある眼鏡についてそれぞれの思いをまとめておきたかったのである。(年末ですし)
これを見てくれた人と仮に会うことがあるとしたらそれはなんだか小っ恥ずかしい気持ちになると思うが、その時は知らないふりしてやってください。
1.右上 ISSEY MIYAKE × 金子眼鏡
社会人になって初めての賞与が出た時に買った眼鏡であり、自分のメインパーツと言えばこの眼鏡。もう五年もかけているので少々修理が効かなくなってきている。あと五年かけられるかどうか。折り返しと思うと少し寂しい。
この眼鏡の良い所はどんな場所、タイミングでも馴染み、何よりフィッティングが素晴らしい。フレームが軽く、耳が疲れないことから頭痛が起きることもない。
そして手持ちの服との相性が良く、モード、カジュアルと幅広く合う眼鏡だと思っている。初めて買った眼鏡でありながら、これ以上の眼鏡に出会えない気がしている。だからこそリペアしたいのだが、もうメーカーに部品がないと聞いている。別れは迫っているので大切にしていきたい。
2.右中心 ayame
今住んでいる街に引っ越してきて、初めて買った眼鏡。衝動買いだったことを覚えている。
この眼鏡はシンプルなフレームでありながらクラシカル。こちらも顔馴染みが良く、1.と同じくらいの頻度で愛用している。
1.と比べレンズサイズが小さい事もあって顔が引き締まる。印象が落ち着いて見えるので、どんな時でもかけられる。
3.左中心 HAFFMANS NEUMEISTER
写真を撮って、文章にまとめようと思っていなかった為に順序がバラバラになりわかりづらく申し訳ない。こちらは2.を買った店舗で翌年に衝動買いした一本。
当時シルバーフレームでレンズの大きな眼鏡が欲しかった所、店舗でポップアップをしていたために往訪、その場で購入を決めた記憶。
実はあまりかかる頻度は多くない。前述の通り、ややフレームの大きさからTPOを選ぶことから。
実際にはフレームが折れてしまうかと思うくらいには軽く、薄い。一番かけている感覚がないのはこの眼鏡。ただパッドが鼻と相性がやや悪く、一日以上つけるのは厳しい。めちゃくちゃ可愛いんですけどね。
4.左上 UNITED ARROWS
1.よりも太めのフレームでサングラスを探していたところに出会った一本。夏にかけるくらいで頻度は一番少ない。
太めのフレームは好きだけどやはりフレームの軽さに慣れていることもあってこちらも中々一日中、とはいかない。夏外に出る時に。たまに。
5.最下部中央 Zoff
気まぐれで買うことが多い自分ですが、Zoffは特にその衝動的な気持ちを叶え(抑え)てくれるお店。冒頭書いた通り、眼鏡が自分の顔を造ると思っているので、服を買う感覚で眼鏡を作ってしまった。
3.よりもフレームが大きく、スクエアタイプで他の眼鏡とは印象が変わる。買った日から早速かけてみたが、フレームで疲れる事もないので常用できると現時点は感じている。
並べてみて思うこと
まだまだ眼鏡欲は尽きない。良いものと出会えばこれまで通り買ってしまうと思う。
自分の気持ち次第でその日どの眼鏡をかけて街に出ようか考える時間も好きだし、服合わせもより楽しくなった。少しばかりではあるけれど、自分の印象を変えて仕事に臨んだりや友人に会うといった、自分自身の気持ちの支えになっている事も確かだ。
いつかもっと眼鏡を買い揃えた時には改めて心情と合わせて書きまとめてみようと思います。コレクションって、良いですよね。
因みにコンタクトはしないのか、とよく知人に聞かれるので折角の機会と思い書きまとめてみました。コンタクトは付けるの怖いので苦手です。ここまで書いておいて、この気持ちが一番大きい部分もあり、眼鏡収集といった"趣味“で逃げ続けています。