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- 精神科医が教える 親を憎むのをやめる方法
- 著者: 益田 裕介
- ナレーター: 広瀬 竜一
教科書というか、辞書
投稿日:2024/05/07
本書の冒頭で"この本は教科書のようなもの"という提示があるけれど、辞書の索引に近いなと感じた。
親がどういう人間だったか(障害や時代背景がどう絡んでいたか)というケース紹介が大半を占めており、且つそれが細かくチャプター分けされていない為、頭から順番に聴くオーディオブックとの相性がかなり悪いと感じた。
結論として、主観ではなく客観的に親のことを知り、過去よりも現在に目をやれたら結果として親への執着も薄くなるかもね、ということなんだけど…
これは私の感想ですが、根本的な解決方法にはならないと感じました。親に対する解像度が正しく引き上がると、現在の自分の要素が正しく親から引き継がれている人間なのだと自覚し、やるせなさを感じたからです。これは親や子自身の能力の高さ低さに関わらず発生すると感じています。
今の自分が親と近い経験を重ねているのであれば、どうして子供に同じ経験をさせてしまう懸念ができなかったのか、と。
"私をこんなふうに育てたことが許せない"という執着から"私を産むという判断をしたことが許せない"という執着に移り、より苦しんでしまうのではないかという風に感じました。現代のZ世代が子供を欲しがらない潮流の源もこれだと思います。
その産むという判断ごと纏めて客観視しようね、というのが筆者の主張であると感じますが、それができるかどうかもまた遺伝であり、連鎖してしまうものだと思いました。
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- 新版 科学がつきとめた「運のいい人」
- 著者: 中野 信子
- ナレーター: 望月 菜々子
運の理論値、うん値
投稿日:2024/01/07
この本は、生物学的な観点から性善説を唱えるというなんともチグハグな本です。読破するには信仰力が必要になります。
この本になぞらえて表現するならば、反社会行動に走りやすい、幸福を感じやすい人にしか共感・実践されない事が書いてあります。
要は本筋のターゲットを置いてけぼりにした理論値しか書いてないんですね。
肝心の生物学的観点からの紐付けですがこちらも甘く、「どうしてそうなる...」ばっかりです。
因果関係が不明なものからラット実験の事象をそのまま人間に当てはめて説明していたり、もはや(序盤に否定した)科学的分野の説明をしていたりとめちゃくちゃです。
この本に出会うとは運が良くなかった、と踏ん切りをつけて別の本読みましょう。
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文章で飯を食う方法。
- ~文章だけで年 1 億稼ぐ!「売れる文章術」完全解説~
- 著者: イケダハヤト
- ナレーター: heyhey
- 再生時間: 1 時間 29 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
本書を手に取ったということは、あなたは「文章で稼ぎたい」と思っていますね?でも文章で稼ぐ方法が分からない…とも思っているでしょう。それもそのはず。実際に文章でお金を稼ぎ、その方法を発信してい
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読み手さんの、声は良いんだけれど
- 投稿者: Amazonのお客様 日付: 2022/03/11
- 文章で飯を食う方法。
- ~文章だけで年 1 億稼ぐ!「売れる文章術」完全解説~
- 著者: イケダハヤト
- ナレーター: heyhey
同人ですら許せるか分からないレベルの本
投稿日:2023/07/30
以下に問題点を記します。
1.ナレーション
まず音質が良くないです。他の作品と比較して明らかに分かるレベルで音がガサついています。次にイントネーションが不自然で違和感があります。発話の際上から下に下がる文章でも、癖なのか下から上へ上げるイントネーションを多用しています。聴いていてだいぶしんどいです。
問います。累計4億円も稼がれているのにどうしてここをケチったのでしょうか?
全て自分で発信した方がより内容が伝わると思われたのでしょうか?
2.前後が結びつかない歪な文体
まえがきから抜粋してみます。
「(前略) でも文章で稼ぐ方法が分からないとも思っているでしょう。それもそのはず。実際に文章でお金を稼ぎ、その方法を発信している人は少ないですからね。僕は今まで、文章だけで累計4億円は稼いでいます。(後略)」
文章で稼ぐ方法を発信している人が少ないから、読者は文章で稼ぐ方法が分からないのでしょうか?
そもそも論、文章で稼ぐ方法を発信している人は本当に少ないのでしょうか?
この本の7割方はこのような経験と推論で成り立っています。聴いていて「ほんまか?」と思う箇所がありすぎます。
そしてその直後に4億円稼いだという自伝が始まります。本の有用性や価値を示そうにも、導入が雑すぎて意味を成していません。むしろただの嫌味です。
3.共感性とは
ファンを獲得するには共感性が大事と紹介されていましたが、それならばどうしてアフィ・情報商材・炎上商法が筆頭で紹介されるのでしょうか。その上そこから先見の明を見出して「結局僕は正しかったんだぜ!」のコンボはもう見事としか言いようがありません。
良い感じに焚き付けてインプレッション増やし、そこからくっ付いた顧客をどれだけ囲えるかなんて、文章で食っていくとか以前のお話ではないですか?
総じてこの本を読む意味はありません。他を探しましょう。
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この本は、著者の贖罪なのではないか
投稿日:2023/06/30
自分が歩んでいる道の途中で幾度となく衝突した問題の数々に対して。道半ばで袂を分かち去ってしまった人たちに対して。どうか許してほしいと...そんな思いがこの本に込められているような気がした。
識学を簡単に表現をするなら「昭和後期から悪い部分だけを抜いたガチ組織」という表現だろうか。
細部のルールの徹底、はっきりと区分された上下・左右関係。そして孤独な社長。
現代の風潮に当てはめれば"古くて風通しが悪い"と言われるような学だとしても、私は今だからこそこの制度は必要だと感じる。
一度曖昧な状態で始めてしまったが最後、その曖昧は枝葉を伸ばし、あらゆるルールをメリメリと歪めてしまう。結果としてチーム全体のパフォーマンスは落ち、向かう場所が行方不明になってプロジェクトは枯れてしまった。私にもそんな経験がある。必ず剪定が要る。
そんな剪定方法の一つが識学な訳である。
ノベル形式なのでスッと入ってきやすいし、ご都合主義的な展開も極力抑えられているので苛立ったり疑問に思ったりも少ない。
ただBGMとサウンド多用し過ぎ+演出で敢えてボイスを小さくしているところなどは少し障った。ここは人による。
読んで損はないと思います。特に、優しすぎるそこのあなたにはね。
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- 人は2000連休を与えられるとどうなるのか?
- 著者: 上田 啓太
- ナレーター: 藤井 翔也
想像と少し違った
投稿日:2023/01/24
...という言い方は少しずるいかもしれません。私が勝手に「最悪な2000日を過ごした記録の本」だと勘違いしてしまったが故に、内容の軽さに満足できなかっただけです。
このお話は、あくまで連休の過ごし方として捉える方がいいかもしれません。その視点であれば面白いと確かに言えるものですから。
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