インド航空券
デリーは有名なインドのゴールデン・トライアングル(デリーとアグラ、ジャイプールを指します)を巡るツアーの出発点として選ばれることが多く、ユネスコの世界遺産も3か所あります。印象的な「赤い城」のほかに、そびえ立つクトゥブ・ミナールとその建造物群、16世紀の後にタージ・マハルとなるフマユーン廟です。よくできた観光旅程には、壮観なジャーマー・マスジドも含まれるはずです。このインド最大のモスクはムガル帝国皇帝シャー・ジャハーンによって建てられました。
市の行政地区であるニューデリーは、大英帝国領時代に英国人設計士エドウィン・ラッチェンスが設計したものです。ラシュトラパティ・バワン(大統領官邸)や、第1次世界大戦の戦死者慰霊碑として凱旋門を模したインド門などの壮大な建築物は、1911年に英国領インドの首都としてニューデリーが建設された後に生まれました。
2010年のコモンウェルス・ゲームスの開催地となって以降、デリーは大々的な再生・開発の的になっています。地下鉄システムには重点的に投資が行われ、コンノート・プレイスなどの古い地区は再開発されました。柱廊で囲まれたこの金融経済の中心地は、今では現代的な商店やブティック、レストラン、コーヒーショップが軒を連ねています。
それでもショッピングとくれば、本物のデリーを体験するにはチャンディ・チョークに勝る所はなかなかありません。この昔ながらの市場には、レストランや屋台にあらゆる物を売る商店が混在しています。喧噪が絶えることはなく、インド特有のスパイスの香りに包まれるこの市場ほど、デリーの活気に満ちた息吹を凝縮した場所はほかにありません。