イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

はじめに (2024年10月13日更新)

ブログ【イマオト】担当のKeiです。音楽チャートアナライザー、プロポーザー(提案者)として、ビルボードジャパンや米ビルボード等の最新音楽チャートを様々な視点から分析し、記載しています。

2024年年末の地上波長時間音楽特番から、出演歌手傾向およびテレビの動向を読む (最終版)

昨年11月以降に地上波で放送されている地上波長時間音楽特番の出演者傾向分析、その最終版を掲載します。 一昨年末、および昨年夏の結果に関しては下記エントリーをご参照ください。 <2024年年末の地上波長時間音楽特番 出演歌手の傾向> 対象番組一覧 出演…

『NHK紅白歌合戦』を機に考える、2025年の音楽業界における5つの注目点

2024年大晦日の『第75回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下”紅白”と表記)を観て想起した、音楽業界における今年の注目点をまとめます。 <2025年の音楽業界における注目点> ① Mrs. GREEN APPLEのライバルは現れるか ② サブスク解禁は徹底されるか ③ テレビパ…

改善がみられない日本レコード大賞への疑問と、「Bling-Bang-Bang-Born」が大賞を逃したことへの私見

日本レコード大賞が昨日開催され、Mrs. GREEN APPLE「ライラック」が大賞を受賞しました。Mrs. GREEN APPLEは2年連続の大賞受賞です。 Mrs. GREEN APPLEが「日本レコード大賞」2年連続受賞の快挙(写真8枚)https://t.co/nUWyWBMGUN#日本レコード大賞 #MrsGR…

【海外ビルボード】マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」が米およびグローバルを制覇

現地時間の12月30日月曜に発表された、最新2025年1月4日付米ビルボードソングチャート(集計期間:12月20~26日)。マライア・キャリー「All I Want For Christmas Is You (邦題:恋人たちのクリスマス)」が4週連続、通算18週目の首位を獲得しています。 1994…

主要サブスクサービスの年間チャートを比較する

『発表!今年イチバン聴いた歌~年間ミュージックアワード 2024~』(日本テレビ 12月28日放送)は今回が3回目でしたが、以前からの問題点は今回も解決されていません。 <『発表!今年イチバン聴いた歌 年間ミュージックアワード2023』への疑問点> ① ”アワー…

2024年度 私的邦楽ベストソングスを選びました

毎年行っている邦楽私的選曲集、その2024年度版です。 【私的トップ10ソングス】および【私的邦楽ベストソングス】は完全な私見に基づく企画です。音楽チャート紹介時、またコラム寄稿の際には作品や歌手の紹介時に個人的な思い入れを乗せないよう、心掛けて…

ビルボードジャパンのアルバムチャート変更が日本の音楽業界を前向きに変えると考える理由

一昨日付のブログエントリーでは、リニューアル初回となった12月26日公開分ビルボードジャパンアルバムチャートについて紹介しています。 リニューアル後の傾向については次週以降数回分の動きをみる必要はあるものの、ストリーミング指標の反映はアルバムチ…

前週のトップ10初登場曲、当週のCHART insightから真のヒット曲に成るかを読む (2024年12月25日公開分)

3月まで記載していたこちらのエントリーを、内容を少しリニューアルした上で夏以降再開しています。先週の内容はこちら。

(追記あり) ストリーミングを導入したビルボードジャパンアルバムチャート、リニューアル初回の動向は

(※追記(12月26日16時36分):ビルボードジャパンがアルバムチャートのストリーミング指標についてチャートポリシー(集計方法)を掲載しました。その旨を補足しています。) ビルボードジャパンは今週公開分より、アルバムチャートにストリーミング指標を導入す…

「APT.」が首位、「ライラック」2位に復帰…ビルボードジャパンは社会的人気を反映している

最新12月25日公開分(集計期間:12月16~22日)のビルボードジャパンソングチャートでは前週初の首位を獲得した乃木坂46「歩道橋」が49位に後退、ロゼ (ROSÉ) & ブルーノ・マーズ「APT.」が3週ぶり、通算4週目となる首位を獲得しています。

米ビルボードアルバムチャート新記録樹立のStray Kids、内容からみえてくるK-POPの課題と改善提案

最新12月28日付米ビルボードアルバムチャートはStray Kids『HOP』が首位に初登場。これによりStray Kidsは、米ビルボードアルバムチャート史上初となる6作連続での首位初登場を成し遂げています。 Stray Kids、米「ビルボード200」6作連続初登場1位獲得!全…

『第75回NHK紅白歌合戦』、発表された歌唱曲から考えること

『第75回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下”紅白”と記載)の披露曲が昨日発表されました。発表に際し、NHKは生配信を実施しています。 第75回 #NHK紅白⬜️曲目決定https://t.co/Z1JISAAZJt/あなたが気になるアーティストをチェック✅\#紅白歌合戦 pic.twitter…

(追記あり)【海外ビルボード】マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」が米で歴代単独3位の長期首位達成

(※追記(12月24日7時44分):マライア・キャリー「All I Want For Christmas Is You (邦題:恋人たちのクリスマス)」の米ビルボードソングチャートにおける首位獲得週数を歴代単独2位と記載していましたが、正しくは歴代単独3位でした。つきましてはタイトルお…

プランテックによる2024年度ラジオエアプレイチャートからみえてくること

プランテックは12月19日に、2024年度の年間ラジオエアプレイチャートを発表しました。プランテックは全国31のFMおよびAM局によるオンエアの回数チャートを毎週発表しており、ビルボードジャパンはこのデータを基に聴取可能人口等を加味したソングチャートの…

Number_iの動向、ビルボードジャパンアルバムチャートの変更を機に"デラックスエディション"を考える

基本的に毎週金曜、前週のビルボードジャパンソングチャートで初めてトップ10入りした曲の翌週動向をチェックしています。前週は4曲が新たに登場しましたが、Number_i「HIRAKEGOMA」以外は100位圏外に後退しました。 一方で、100位以内にとどまったNumber_i…

2024年度年間ソングチャートを比較…ビルボードジャパンのみ信頼可能と考える理由

今週は『CDTVライブ!ライブ!』(TBS)によるCDTVオリジナルランキング、およびオリコンによる年間ランキングが発表されました。前者は複合指標から成り、また後者にはダウンロードおよびストリーミングをフィジカルセールスと合算したランキングが存在します…

前週のトップ10初登場曲、当週のCHART insightから真のヒット曲に成るかを読む (2024年12月18日公開分)

3月まで記載していたこちらのエントリーを、内容を少しリニューアルした上で夏以降再開しています。先週の内容はこちら。

(追記あり) ビルボードジャパンのアルバムチャートにストリーミング指標が導入されることについて

(※追記(12月19日13時00分):米ビルボードアルバムチャートの動向、ならびにビルボードジャパンへの要望提案について、追記しています。) ビルボードジャパンアルバムチャートが変わります。所有のみだった構成指標にストリーミング再生回数分が加わるという…

ソングチャートを制した乃木坂46「歩道橋」の気になる指標、および「APT.」ポイント増加の背景

最新12月18日公開分(集計期間:12月9~15日)のビルボードジャパンソングチャートでは前週初の首位を獲得したMrs. GREEN APPLE「ビターバカンス」が5位に後退、乃木坂46「歩道橋」がフィジカルセールス指標初加算に伴い首位に到達しています。 【ビルボード】…

2024年度版 サブスク未解禁により大きなヒットに至れなかったと考える曲一覧

先日ビルボードジャパンが年間ソングチャートを発表しましたが、ソングチャートにおけるストリーミングの比重はさらに高まっています。一定枚数を超えたフィジカルセールスについて指標化時に係数処理を施すようになったことも影響していますが、2023年度に…

【海外ビルボード】マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」が米で通算16週目の首位達成

現地時間の12月16日月曜に発表された、最新12月21日付米ビルボードソングチャート(集計期間:12月6~12日)。マライア・キャリー「All I Want For Christmas Is You (邦題:恋人たちのクリスマス)」が2週連続、通算16週目の首位を獲得しています。 1994年のア…

2024年度下半期私的邦楽ベストソング集、選びました

あくまで個人的な感覚に基づく、2024年度下半期ベストソング集のプレイリストを作成しました。あくまで全体の流れを考慮した曲順であり、1曲目に据えた作品が1位というわけではありませんのでご注意ください。 <2024年下半期私的邦楽ベストについて> ※ 作…

米ビルボードが2024年度年間グローバルチャートを発表、その傾向およびJ-POPの現状について

米ビルボードが日本時間の12月13日から14日にかけて、2024年度年間チャートを発表しています。このブログでは昨日、ソングチャートを主体にアメリカの動向を紹介しました。 今日はグローバルチャートについてお伝えします。

(追記あり) 米ビルボードが2024年度年間チャートを発表、10の注目ポイントとは

(※追記(12月14日8時9分):米ビルボードの年間ソングチャートおよびアルバムチャートについて、ビルボードジャパンが翻訳記事を公開しました。つきましては、翻訳記事のリンクを掲載したポストを貼付しています。) 今年の音楽業界をチャートから振り返ります…

中山美穂 & WANDS「世界中の誰よりきっと」が100位以内に登場するも、もっと伸びた可能性

最新12月11日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、中山美穂 & WANDS「世界中の誰よりきっと」が56位に初登場を果たしています。 12月6日に急逝が報じられた影響で、中山美穂&WANDS「世界中の誰よりきっと」が総合56位に初登場。ダウンロード6位…

前週のトップ10初登場曲、当週のCHART insightから真のヒット曲に成るかを読む (2024年12月11日公開分)

3月まで記載していたこちらのエントリーを、内容を少しリニューアルした上で夏以降再開しています。先週の内容はこちら。

ロゼ & ブルーノ・マーズ「APT.」、カラオケ指標100位以内エントリーを注目する理由

最新12月11日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、前週まで3週連続で首位を獲得していたロゼ(ROSÉ) & ブルーノ・マーズ「APT.」が2位に後退。しかしながらこの曲のカラオケ指標急上昇について、興味深く感じています。

Mrs. GREEN APPLE「ビターバカンス」が首位獲得…前週が集計期間3日分だった理由を考える

最新12月11日公開分(集計期間:12月2~8日)のビルボードジャパンソングチャートでは前週まで3連覇を記録していたロゼ (ROSÉ) & ブルーノ・マーズ「APT.」が2位に後退、Mrs. GREEN APPLE「ビターバカンス」が初の首位を獲得しています。 【ビルボード】Mrs. …

2024年年末の地上波長時間音楽特番から出演歌手傾向およびテレビ局の動向を読む (途中経過版)

先月以降地上波で放送されている地上波長時間音楽特番の出演者傾向を分析します。今年夏の結果に関しては下記エントリーをご参照ください。なお、今後も追加アナウンスがあること等を踏まえ、最終版を後日掲載します。