社会・産業のデジタル変革

「ソフトウェアエンジニアリングの国際動向」レポートの公開

公開日:2024年4月8日

最終更新日:2024年10月29日

独立行政法人情報処理推進機構
デジタル基盤センター

概要

昨今、ソフトウェア開発を取り巻く環境が大きく変化しています。しかしながら、日本のソフトウェア産業においては、事業会社が特定のITベンダに発注して行うフルスクラッチ開発や人月ベースでの見積もり、ドキュメントベースでの設計など旧態依然の開発が多く、日本の競争力維持のためには、世界の潮流に即して日本のソフトウェアエンジニアリングを抜本的に見直していく必要があります。そこでIPAでは、「ソフトウェアモダナイゼーション委員会」を立ち上げて、国内の状況や国際的な最新動向を踏まえながら今後の日本のソフトウェアエンジニアリングの在り方について検討を行っています。

ソフトウェアモダナイゼーションは、国内よりも海外起点で最新の考え方を取り入れる必要があるため、日頃から海外情報サイトからの最新の情報の取得に努めるとともに、意見交換やインタビューを通して実態把握に取り組んでおり、海外の状況に日常的に接する機会が少ない方々に向けて調査レポートを発信していきます。

今後、引き続き国際動向の詳細な調査を実施していくとともに、日本のソフトウェアエンジニアリングの変革に向けた取り組みを予定しています。

2024年10月:ソフトウェアエンジニアリングの海外動向調査

「2023年度ソフトウェア開発に関するアンケート調査」の調査結果から、日本のソフトウェアエンジニアリングが停滞していると判断した4つのテーマについて調査した結果をレポートにまとめました。

調査テーマ

今回、下記のテーマについて、文献・Web調査とインタビューを行いました。
(1) ソフトウェア開発の計画方法(見積もり、工期等)
(2) ソフトウェアの価値評価方法
(3) モデルベース開発
(4) ビルディングブロック(マイクロサービス、ソフトウェアコンポーネント等)

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2024年4月:ソフトウェアエンジニアリングの国際動向調査

最新動向の調査の第一歩として、最先端のソフトウェアエンジニアリング研究に取り組んでいる欧米の研究機関を中心に、机上文献調査やインタビュー等を実施し、国際動向をレポートにまとめました。

調査対象

今回、最先端のソフトウェアエンジニアリング研究に取り組んでいる欧米の研究機関以下の機関を対象に調査を行いました。

  • カーネギーメロン大学ソフトウェアエンジニアリング研究所(CMU-SEI):机上文献調査
  • フランス国立情報学自動制御研究所(INRIA):机上文献調査、インタビュー
  • フラウンホーファー研究機構(Fraunhofer-Gesellschaft):机上文献調査、インタビュー

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お問い合わせ先

IPA デジタル基盤センター
デジタルエンジニアリング部 ソフトウェアエンジニアリンググループ

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    disc-infoアットマークipa.go.jp

更新履歴

  • 2024年10月29日

    「2024年10月:ソフトウェアエンジニアリングの海外動向調査」を公開

  • 2024年4月8日

    「2024年4月:ソフトウェアエンジニアリングの国際動向調査」を公開