総務省の「利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会」の提言により、コンテンツサービス等の不具合トラブルについて、電気通信 サービス向上推進協議会の責任分担対応チームと苦情・相談対応チームが合同で意見交換を行った。事業者間で問題となっている「コンテンツの範囲や課題」を 明確にする事を目的としている。
中本責任分担対応チームリーダーの趣旨説明から始まり、国民生活センター(PIO-NET)データからデジタルコンテンツに関する内訳を説明している。 アダルトサイトと出会い系サイトのトラブルが80%を占め、請求画面が貼り付いたり、お金を支払ってしまったなどの相談が多い。電気通信事業者には関係が ない。残り20%のその他では、オンラインゲーム、ギャンブルサイト、占いサイト、SNSなど様々な相談がある。詳しくは国センのサイトをご覧いただきたい。
次に、アンケート結果についての意見交換会を行った。どのような問合せが多いか?との質問では、料金やコンテンツ内容、コンテンツの使い方などが示され ている。消費者から他社コンテンツの問合せで困ったことには、コンテンツ事業者の連絡先が分からない事や、類似するサービス名での勧誘、ID漏えいによる 不正利用など多岐の内容がある。
コンテンツのトラブル事例として、ソーシャルゲーム関係、オンラインゲーム関係、携帯電話関係、映像配信関係の各事業者から発表があり、特にゲーム関係では各社が知らないことも多く活発に意見交換が行われた。
今後、更に様々なコンテンツに関する事業者や団体との情報交換を行い、課題等の整理を行う予定である。詳しい内容を知りたい方は事務局までどうぞ。(事務局:明神)