2020年3月からスタートした「5G」の通信サービスもエリアの拡大が進み、今では馴染みある言葉といえるでしょう。
今回は5Gとは何なのか、5Gに対応したスマホを持つメリットを改めてまとめました。
まだ5Gスマホを持っていない方は、この機会に買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。
家電量販店歴18年のトヨさんにポイントも伺ったので、ぜひ参考にしてください。
この記事を監修した方:
家電量販店歴18年 トヨ(堀行秀吉)
専門はパソコン購入で悩まれている方に対する販売訴求、それに付随するインターネット回線周りに関するトータルアドバイス。
WiMAXを始めとしたモバイル回線や、auひかりなどの固定回線を含めた多数のインターネット回線の契約実績あり。パソコン販売、月2000万円達成実績あり。2021年よりYouTubeチャンネル「トヨサポ」を運営。PCやインターネット回線に関する情報発信を行っており、同時にその他メディアでの記事監修なども手がけている。
5G(ファイブジー)は「5th Generation」の略称で、携帯電話などに用いられる次世代通信規格の5世代目を意味する言葉です。
日本語では「第5世代移動通信システム」と表記されます。冒頭で紹介したとおり、2020年3月から一部地域において5Gのサービスが開始されました。現在、対応エリアの拡大や対応機種の開発・販売が進んでいます。
そして5Gに対応した機種が「5Gスマホ」と呼ばれており、実際に5Gスマホを持つべきか悩んでいる方もいるでしょう。
新しくリリースされる機種は、ほとんどが5G対応になってきました。
auのように、今後発売するスマホはすべて5G対応にすると発表した携帯キャリアもあるほどです。高性能な最新スマホを使いたい方などは、5Gスマホの購入を検討しても良いでしょう。
5Gは第5世代移動通信システムの略称です。つまり、5Gの前には4つの通信規格がありました。5Gまでの通信規格の歴史を順番に解説します。
1979年頃、第1世代移動通信システムとして、世界で初めてセルラー方式による自動車電話サービスがスタートしました。当初は音声通話のみをサポートしており、現在のようなデータ通信はできません。
1985年には車外でも通話可能なショルダーホンが誕生し、1991年には超小型携帯電話「mova(ムーバ)」が登場します。
1993年になると、アナログ方式からデジタル方式になった第2世代移動通信システムがスタートします。パソコンに接続すれば、外出先でも携帯電話からメールを送ることが可能です。
データ通信が可能にはなりましたが、最大通信速度は9,600bpsと0.01Mbpsよりも遅く、制限も多い移動通信システムになります。
2001年頃には「世界で同じ端末を使えること」を目標とした第3世代移動通信システムがスタートします。
最大通信速度は64kbps~384kbpsと、現在と比べると低速ですが、文字ベースのホームページの閲覧や、撮影した画像を電子メールに添付するなどが可能です。
携帯電話でできることが増え、性能も上がったことで、ユーザー数が増加していきますが、同時にデータの高速化が求められるようになります。
そのため、3Gの時代にはデータ通信の高速化に特化した「第3.5世代」や「第3.9世代(LTE)」などが登場します。
2010年頃に始まった第3.9世代(LTE)の準備期間を経て、2015年頃から第4世代移動通信システムは本格的にスタートします。
周波数の利用効率を高めることで、さらなる高速化を実現しており、最大通信速度は110Mbps~約1Gbpsと、3Gの時代に比べて格段に向上しています。
通信速度の向上により、ホームページや動画の閲覧は快適になり、スマホを持っていれば動画を配信できるなど、4Gはさまざまな面でメリットをもたらしました。
一方で、通信速度の高速化やスマホの普及により移動通信トラフィック(データ量)は増大しており、将来的にはネットワーク速度の低下やデータの損失などが発生するリスクが懸念されています。
この問題を解決するために、高速大容量・多数同時接続・超低遅延の3つを兼ね備えた5Gが開発されました。
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5Gは4Gと比較すると、下記のような点が進化したといわれています。
5Gでは、容量が大きいデータを、高速で通信可能になりました。
最大通信速度は4Gでは110Mbps~約1Gbpsでしたが、5Gは10Gbps(目標理論値)※1です。
2時間の映画をダウンロードする際に4Gでは5分ほど必要だったのが、5Gでは3秒程度しかかかりません。およそ100倍のスピードで、データ通信ができるようになりました。
5Gでは、同時にネット接続が可能なデバイス数が増加しました。4Gでは数台程度しか接続できませんでしたが、5Gは自宅部屋内の約100個の端末をネットに接続可能です。
4Gでは、オンライン会議やオンラインゲームなどでタイムラグ(遅延)を感じている方もいるでしょう。
5Gではタイムラグを意識する必要なく通信が可能になりました。4Gの10倍の精度でロボットなどの操作が可能なほどです。
5Gでは2つの周波数帯(ミリ波帯とsub6帯)※2が使われています。
一般的な5Gネットワークはsub6帯を使っており、より高性能なミリ波帯は対応エリアが限られている段階です。
sub6帯にしか対応していなかったり、両方の周波数帯に対応しつつも高額になっていたりする機種があるため注意しましょう。
トヨさん
5G通信は高速というだけではなく、混雑した場所での通信品質が良いのも大きな利点の一つです。従来の4G通信の場合は、人が多く集まる場所では通信が不安定になることもしばしばありました。
その点、5G通信は満員電車やイベント会場、スタジアムなどの人が集まる過密エリアでも快適な通信が期待できます。
5Gスマホではどのようなことができるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。
特徴として紹介した「高速大容量」の通信のおかげで、4Kや8Kといった高繊細な映像を楽しみやすくなりました。
また「高信頼・低遅延通信」のため、スポーツや音楽ライブなどもタイムラグなく、まるで会場にいるような感覚で満喫できるでしょう。
VR(Virtual Reality:仮想現実)・AR(Augmented Reality:拡張現実)といった映像技術は大きなデータ通信量を必要とします。
「高速大容量通信」を実現した5Gの登場で、VRやARを高いクオリティで楽しめるでしょう。
スマホでゲームをしている方もいるでしょう。アクション系のようなリアルタイムで操作が必要なゲームでは、タイムラグが気になっていた場面もあるかもしれません。
5Gは低遅延を実現した高速通信のため快適にゲームを楽しめるでしょう。
スマホが日々進化するなかで、いつ5Gスマホに切り替えるのがいいのか迷っている方もいるでしょう。
今後5Gが主流になっていくのは間違いないため、早いにこしたことはないかもしれません。
5Gスマホを購入しておくと、住んでいるエリアが今後5G対応になればすぐに利用を開始できます。
むしろ知らない間に自宅が対応エリアに入って、気づいたら5Gで通信しているケースもあるかもしれません。
なかには5Gオプションとしている通信会社もありますが、UQモバイルのように、4Gと料金が変わらずに5Gを使えるプランの通信会社であれば5Gスマホに変えるハードルも低いでしょう。
5Gスマホの特徴として、当たり前ですが、5Gのデータ通信に対応している点が挙げられます。
4G対応のスマホからすれば比較的新しい機種に分類でき、ハイスペックで新しい機能を搭載した機種になるでしょう。
そのためたとえ5Gエリア外であっても、高いクオリティでゲームや動画を楽しむなら5Gスマホの方が使い心地が良いと考えられます。
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5Gの特徴や、5Gスマホを使用する時の注意点をまとめましたが、5Gのメリット・デメリットとして改めて整理してみましょう。
まず、5Gのメリットをご紹介します。
5Gのおかげで、映画やアプリのダウンロードが高速でできます。先述したとおり、2時間の映画では3秒程度でダウンロードが可能です。
また、スマホで撮影した動画をメッセージアプリなどで共有する際も、より快適に行うことができます。
オンラインゲームをスマホでする方には、5Gスマホがおススメです。
4Gではタイムラグが発生し、悩まされていた方も多いのではないでしょうか。5Gでタイムラグが非常に小さくなるためリアルタイムでの操作が可能です。
また5Gの高速大容量通信により、より高精細な画質や音質でゲームが楽しめるでしょう。
4Gでは、多くのユーザーが一度に使用する混雑した場所では通信が不安定になる可能性が指摘されてきましたが、5Gによって多数同時接続※3が可能になりました。
4Gと比較して基地局1台から同時に接続できる端末が大幅に増加したため、通信の混雑を回避しながら、安定した通信が期待できます。
次に、5Gのデメリットをチェックしましょう。5Gにはさまざまなメリットはありますが、5Gに対応したスマホを購入する前に知っておくべき注意点もあります。
スペックが高く最新機種になればなるほど、4Gスマホに比べると5Gスマホは高価な可能性があります。
旧機種でもスペックが高い5Gスマホは増え、低価格で購入できるものも登場してきました。
特にMVNOでは、5G対応の格安スマホも提供しているのでチェックしてみましょう。
5Gスマホは高速大容量通信を実現しているので、ネット上に流れる情報や接続デバイスが増える傾向にあります。
結果として個人情報を狙われるリスクが大きくなったとも考えられるでしょう。今までよりもセキュリティ対策に意識を向けるのが重要です。
5Gの対応エリアは現在拡大をしている最中です。対応エリアが限られている点をデメリットと考える方もいるでしょう。
5Gスマホを購入する前に、必ず対応エリアを確認しておくのがおススメです。
トヨさん
5Gエリアは年々拡大し様々なところで利用ができるようになってきていて、従来の4G通信とは異なり驚くべき速度を体感することができます。一方で5G電波の入りが悪く中途半端につながった際は通信不安定になる現象が見受けられます。そういった場合の対処はデバイス設定で5GをOFFにして4G通信に接続する方法もあります。まだまだ、導入拡大時期ならではの問題もありますが、着実に5G通信エリアは拡大し整いつつありますね。
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5Gスマホを使う際には注意点もあります。購入前に確認しておきましょう。
2020年3月より5Gのサービスが始まりましたが、4Gと同じようなエリアまで広がるにはまだまだ時間がかかりそうです。
2025年になっても5Gの契約回線が全体の半分ほどだろうと総務省は予測し、「利用可能エリアの整備に時間を要する」※4とも発表しています。
そのため自宅や会社などのスマホ利用が多い場所が5Gの対応エリア内かはあらかじめ確認しておきましょう。
もちろん5G対応エリアは広がっています。各通信会社の対応エリアをホームページなどで確認しましょう。
対応エリア内で5Gスマホを使っていても、利用しているプランが対応でなければ5Gは使えません。5Gスマホを購入する際は、対応したプランへの加入もしておきましょう。
先ほども紹介しましたが、UQモバイルのようにプランに最初から5Gのサービスを含んでいる通信会社ばかりではありません。
5Gオプションとしている通信会社もありますので、契約時などに確認しましょう。
トヨさん
5Gエリアの拡大は時間がかかるとされていますが、快適な通信が可能なau回線の5G(Sub6)の基地局数は、全国エリアで1.5倍、関東エリアでは2.8倍に増加しており、着実にエリアが広がっています※5。
しかし、5Gに関しては主要都市を中心にエリア拡大されていくであろうと考えられます。なので、地方にお住まいの方々が5Gスマホのメリットを享受するにはまだ時間が必要でしょう。
5Gの特徴は「高速大容量通信」「多数同時接続」「低遅延」です。
スマホでより高画質の映像を楽しみたい方、快適な環境でゲームをプレイしたい方には5Gスマホがおススメです。今までよりも快適な環境でネットをお楽しみいただけます。
もし、5Gスマホに乗り換えたいと思っているなら、UQモバイルを検討してみてはいかがでしょうか。
iPhone 15
iPhone 14
Xiaomi 14T
AQUOS sense9
また、UQモバイルでは、5Gスマホをおトクな料金プランで利用できます。
「トクトクプラン」(基本使用料3,465円/月)は「自宅セット割」(1,100円/月割引)※6・「au PAY カードお支払い割」(187円/月割引)適用で、1GBまで990円/月※6・1GB超~15GBまで2,178円/月※7と、使った分で料金が変動するため、ムダなくおトクにお使いいただけます!
UQモバイルは、キャリアメールのオプション(有料)も提供しています。
「@uqmobile.jp」のドメインでメールアドレスの取得が可能です。
またauなどの携帯キャリアを利用中の方は、メールアドレスの変更なくUQモバイルに乗り換えもできるサービスも提供が開始されました。
詳しくは、詳細ページをご確認ください。
さらにUQモバイルオンラインショップでは、au PAY 残高還元を実施しています。
オンラインショップでもiPhone・Androidともに5Gスマホを多く紹介しています。5Gを楽しみたい方は、この機会にぜひUQモバイルをご検討ください。
トヨさん
現状5G通信はどこでも使えるというわけではありません。
ただ3G通信がいつの間にか4G通信に切り替わったように5G通信も気づいたら使えていたとなると思うので期待し待ちましょう。
そのうえで多様な用途に沿ったUQモバイルのプランはすべて5G通信に対応しています。
通信品質の評価も高く、UQモバイルを利用して満足している一人としてもおすすめします。
自分に合った端末・プランを選び無駄なく、安定した通信契約を選びましょう。
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