• MYUQ

Wi-Fiを快適に使うための速度はどれくらい？用途別の目安・回線ごとの平均を紹介

自宅のWiFiの速度はどれくらいあれば快適にネットが使えるのか、気になっている方もいるでしょう。

必要な通信速度は、動画視聴やオンラインゲーム、SNSなど目的によって異なります。通信速度を測定して、自宅のWiFiは目的の用途で快適に使えるのかチェックしましょう。

本記事では、快適に使うためのWiFiの速度の目安、通信速度の測定方法、WiFiの速度を上げる方法などを解説します。

家電量販店歴18年のトヨさんにポイントも伺ったので、ぜひ参考にしてください。

  • ※記載の情報は2024年10月時点のものです。

この記事を監修した方：
家電量販店歴18年 トヨ（堀行秀吉）

専門はパソコン購入で悩まれている方に対する販売訴求、それに付随するインターネット回線周りに関するトータルアドバイス。多数のインターネット回線の契約実績あり。パソコン販売、月2000万円達成実績あり。2021年よりYouTubeチャンネル「トヨサポ」を運営。PCやインターネット回線に関する情報発信を行っており、同時にその他メディアでの記事監修なども手がけている。

Wi-Fiの通信速度とは

WiFiの通信速度とは、WiFi電波の利用により1秒あたりに送受信できるデータの量です。通信速度が高速であるほど、大容量のデータ通信に対応できます。

高速なWiFi環境があると、動画の読み込みが速くなったり、コンテンツを短い時間でダウンロードできたりなど、より快適にネットが使えます。

通信速度の単位

通信速度の基本の単位は「bps（ビーピーエス）」で1秒間に1bitのデータの送受信ができる速度を表しています。WiFiの通信速度では、bpsより大きい単位の「kbps」「Mbps」「Gbps」などがよく使われます。

単位の種類 単位の概要
kbps（キロビーピーエス）
  • bpsの1,000倍の単位
    （1kbps＝1,000bps）
Mbps（メガビーピーエス）
  • bpsの100万倍の単位
  • kbpsの1,000倍の単位
    （1Mbps=1000kbps＝1,000,000bps）
Gbps（ギガビーピーエス）
  • bpsの10億倍の単位
  • Mbpsの1,000倍の単位
    （1Gbps=1000Mbps＝1,000,000,000bps）

通信速度には上りと下りがある

通信には、「上り」の通信と「下り」の通信があり、それぞれに通信速度があります。

上りの通信の例 動画共有サイトへの動画投稿、SNSの投稿、メールの送信、オンライン会議での音声や映像の送信など
下りの通信の例 動画視聴、WebサイトやSNSの閲覧、メールの受信、オンライン会議での音声や映像の受信

データをインターネット上にアップロードして送信する通信が「上り」の通信、データをインターネット上からダウンロードして受信する通信が「下り」の通信です。用途によってどちらの通信速度が必要になるかは異なります。

例えば、動画視聴でたびたび再生が止まってしまう場合、下りの通信速度の確認が必要です。また、オンライン会議など送信も受信も必要な用途では、下りだけでなく上りの通信速度も確認しておく必要があります。

【用途別の目安】
快適にWi-Fiを使うための速度はどれくらいあれば良い？

快適にWiFiを使うための速度の目安は、用途ごとにそれぞれ下記のとおりです。

用途 必要な速度の目安
動画視聴 下り：10～20Mbps
オンラインゲーム 上り下り：30〜100Mbps
Web会議 下り：10〜30Mbps
上り：1Mbps程度
Webサイトの閲覧 下り：5〜10Mbps
LINEやメール 上り下り：1〜10Mbps

動画視聴に必要な速度は画質によって異なる

上記の表では大まかな目安を示していますが、動画視聴で必要な通信速度は、選択する画質によっても変わります。動画視聴で速度が足りない場合は、画質を落とすと快適に視聴しやすくなります。

たとえば、YouTubeの動画視聴では「4K」での視聴で20Mbpsの速度がシステム要件として推奨されていますが「SD 480p」まで画質を落とすと推奨速度は1.1Mbpsまで下がります※1。動画が頻繁に止まる場合などは、画質の変更を検討することがおススメです。

オンラインゲームをするならPing値も重要

オンラインゲームにでは通信速度のほかに「Ping値（ピング値）」も重要です。Ping値はサーバーとの間をデータが往復するのにかかる時間を表す数値で、Ping値が低いほど、オンラインゲームで操作が反映されるまでのラグは少なくなります。

Ping値は、後述するスピードテストで通信速度とあわせて測定が可能です。オンラインゲームを快適にプレイできる環境であるかチェックしたい場合は、通信速度とあわせてPing値も確認しましょう。

トヨさん

Webサイト閲覧や動画視聴などの一般利用は一定速度が出ていれば問題ありません。しかし、オンラインゲームを利用される方は注意が必要です。ゲームプレイ時のダウンロードや更新には大量のデータが必要で、起動に時間がかかってしまうケースもあります。

ご自身の用途により求められる速度は変わるので、それに応じた環境を整える必要があります。

UQ mobile オンラインショップ限定 au PAY 残高還元キャンペーン実施中！ 条件等詳しくはこちら

UQ mobileをご検討の方、
お気軽にご相談ください！

Wi-Fiの速度を測定する方法

各種のスピードテストサイトからWiFiの速度の測定が可能です。

「インターネット 速度テスト」などでWeb検索すると、通信速度が測定できるスピードテストサイトを見つけられます。スピードテストサイトのサービスによっては、下りや上りの通信速度のほかに、Ping値などの数値も測定が可能です。

また、手軽に通信速度が測定できる方法として、Googleの「インターネット速度テスト」もあります。Google検索で「インターネット速度テスト」と検索すると、検索結果の画面から速度テストを実行できます。

測定完了後に、スピードテストの結果が表示され、下り・上りの通信速度が確認できます。

回線種別ごとのWi-Fiの平均速度

光回線やホームルーター、モバイルルーターなどが、具体的にどれくらいの速度で使えるのか、気になっている方もいるかもしれません。

WiFiの種類ごとの実測での平均的な速度の目安は下記です※2。最大速度（理想的な環境が整った時の理論値）の目安もあわせて示しています。

最大速度の目安 実測での平均的な速度
光回線 1～10Gbps程度 400Mbps程度
ホームルーター ～4Gbps程度 200Mbps程度
モバイルルーター ～2Gbps程度 100Mbps程度

一方で、実測での速度は、実際にユーザーが利用する時の速度で、スピードテストで計測されるのもこの速度です。

実際にWiFiを使用する時の通信速度は、使用環境によるので、あくまで参考程度に参照しましょう。

【原因別】Wi-Fiの速度を上げる方法

通信速度が遅く、WiFiの速度を上げる方法はないか悩んでいる方もいるかもしれません。WiFiの速度を上げる基本的な方法としては、主に下記の3つが挙げられます。

  1. 1

    ルーターの設置場所を見直す

    ルーターの設置場所の見直しで、通信速度が改善できる場合があります。

    ルーターは1～2mほどの高さを付けて部屋の中央などへの設置が理想的です。家全体に電波を届かせたいなら、家の中心付近への設置もポイントです。

    なお、障害物が多い場所に設置すると、電波が届きにくくなります。棚のなか、部屋の四隅など障害物が多い場所への設置は避けましょう。水の入ったものや金属製の物は電波を吸収する性質があるので特に注意が必要です。

    また、電子レンジなどの家電とは電波干渉があり、速度が下がる原因となり得るので、近くへの設置は避けましょう。

  2. 2

    ルーターを買い替える

    手持ちのWiFiルーターの通信規格が古く、通信が遅い場合には、ルーターの買い替えで通信速度が改善できる可能性があります。WiFiの通信規格の種類は下記です。

    策定時期 規格名 名称 最大通信速度 周波数
    2020年 IEEE 802.11ax Wi-Fi 6E 9.6Gbps 2.4GHz帯／5GHz帯／6GHz帯
    2019年 Wi-Fi 6 2.4GHz帯／5GHz帯
    2013年 IEEE 802.11ac Wi-Fi 5 6.9Gbps 5GHz帯
    2009年 IEEE 802.11n Wi-Fi 4 600Mbps 2.4GHz帯／5GHz帯
    2003年 IEEE 802.11g - 54Mbps 2.4GHz帯
    1999年 IEEE 802.11b - 11Mbps 2.4GHz帯
    IEEE 802.11a - 54Mbps 5GHz帯

    通信速度を重視するなら、Wi-Fi 6以降に対応したルーターを選びましょう。通信速度に強くはこだわらない場合も、Wi-Fi 5以降に対応したものがおススメです。手持ちのルーターの通信規格を確認しましょう。

  3. 3

    インターネット回線を乗り換える

    特定の時間帯に速度が落ち込む場合などは、契約しているインターネット回線自体が原因として疑われます。インターネット回線が原因で快適に通信できていない場合は、回線の乗り換えも検討しましょう。

    光回線や5G対応のホームルーター、モバイルルーターなど、通信速度に強みのあるインターネット回線を中心に乗り換え先を選びましょう。

トヨさん

古いWiFiルーター（Wi-Fi 4）とWi-Fi 6対応ルーターの速度比較テストを行ったことがあります※。結果は同じ回線を使っているにも関わらず、Wi-Fi 6対応ルーターの速度が2倍近い速度でした。このことからWiFi機器性能が大切だと分かります。

そのほか、設定によっても速度が変わるケースもあります。WiFi接続を5GHz帯で接続した速度が2.4GHz帯接続の5倍から10倍速くなりました。WiFiの速度を上げるためにはまずは遅い原因を知るとことがおススメです。

  • ※速度比較テストは専門家独自によるものです。

外出時も快適にネットを楽しみたいならUQモバイルがおススメ

WiFiの通信速度が高速であるほど、大容量のデータ通信に対応でき、ネットが快適に利用できます。

通信速度の測定は、各種のスピードテストサイトやGoogleのインターネット速度テストなどから可能です。自宅のWiFiの通信速度をチェックして、通信環境を見直しましょう。

自宅だけでなく外出先でも快適にネットを利用するなら、月間データ容量が選べるUQモバイルがおススメです。

UQモバイルでは、たっぷり月間データ容量33GB（「月間データ容量30GB」+「データ10%増量特典★1 3GB」）が使える「コミコミプラン＋」、データ利用量に応じた料金で使える「トクトクプラン」、データ利用が少なめな方向けの「ミニミニプラン」の3つのプランが用意されています。

なお、コミコミプラン＋、トクトクプランは月間データ容量を使い切っても最大1Mbps※3で通信が可能です。月末もデータのやりくりの心配なしで、スマホをご利用いただけます。

  • ★1コミコミプラン+へお申し込みいただくことで、「コミコミプラン＋ データ10%増量特典」により、月間データ容量を10%増量（＋3GB）する特典が適用されます（受付期間：2024年11月12日～終了日未定。終了する場合は別途ご案内します｡「コミコミプラン＋」以外の料金プランに変更された場合、特典の適用は終了します。）。ただし、受付終了後も本料金プランを本特典適用時の容量にて提供する場合があります。
  • ※3ベストエフォート型サービスです。実際の通信速度は、お客さまのご利用環境、回線の状況などにより変化します。

トヨさん

多様なWiFiデバイスに溢れる現代で、ストレスのない快適なWiFi環境は多くの方が求めています。

まずはご自身のWiFi環境の速度を知り、求める速度を満たしていないのであれば、設置場所や設定変更、WiFiルーターの買い替え、インターネット回線の見直しの順で行うと良いでしょう。

スマホ乗りかえるならUQ 詳しくはこちら

UQモバイルおススメ端末

iPhone・Android 充実のラインアップ 製品・端末一覧はこちら

こちらの記事もおススメです

  • ※本記事に掲載されている商品またはサービス等の名称は、各社の商標または登録商標です。
    • 「Wi-Fi」はWi-Fi Allianceの登録商標です。
    • 「LINE」は、LINE株式会社の商標または登録商標です。
    • 「Google」、「YouTube」は、Google LLCの商標または登録商標です。
  • ※表記の金額は特に記載のある場合を除きすべて税込です。

UQ mobileをご検討の方、
お気軽にご相談ください！

格安スマホ／格安SIM関連記事